田村けいさんは、1997年4月から2009年3月まで12年間、通教部に在籍。
文校でのスクーリングをどこかの地域に移動して行なう泊りがけの“ミニ文学学校”。その“関東版”が96年夏に始まっているが、田村さんは2回目から中心メンバーとして、19年の第24回“関東ミニ文校”まで参加し続けていた。【20年、21年はコロナのために休止】
小説集『ピアスの岸辺』には、表題作など6編を収録。あとがきには、〈……この三年間、母の夢を度々見ました。夢の中で、母の気配を感じました。その気配の重なりの中で、ようやく作品集をだす決心がつきました。……〉と、ある。
(小原)