【上は、今朝（１０/５）の日経新聞・社会面より】

朝井まかてさんの森鷗外の末子を描いた長編『類（るい）』（集英社／１９００円＋税／５００頁）は今年３月、文学部門で２０２０年度芸術選奨・文部科学大臣賞を受賞されています。今回の第３４回柴田錬三郎賞の受賞で、『類』はダブル受賞となりました。

◆朝井まかてさんは、２００６年４月から大阪文学学校・夜間部に１年間在籍、その後１年間休学。在籍中、「われら、勝手につき」が『樹林』在特号（０６年１２月号）に掲載される。
１４年、『恋歌（れんか）』で第１５０回直木賞、『阿蘭陀西鶴（おらんださいかく）』で第３１回織田作之助賞。１６年、『眩（くらら）』で第２２回中山義秀文学賞。１７年、『福袋』で第１１回舟橋聖一文学賞。１８年、『雲上雲下（うんじょううんげ）』で第１３回中央公論文芸賞。１９年、『悪玉伝』で第２２回司馬遼太郎賞。２０年、『グッドバイ』で第１１回親鸞賞。２１年、『類』で2020年度芸術選奨・文部科学大臣賞〈文学部門〉を受賞。

◆朝井さんには２０年春、以前からの金時鐘さんと並んで“大阪文学学校特別アドバイバー”に就任していただきました。毎年春・秋の大阪文学学校・入学開講式に臨席していただくことになっています。
文学学校でおこなわれる今秋の１０/１０（日）入学開講式にも、２０分間だけ登壇して「新入生のみなさんへの言葉」を熱く語っていただきます。
入学開講式の模様は、遠方や都合のつかない今秋の新入生には、オンライン（Ｚｏｏｍ）でライブ中継します。

（小原）