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高畠寛さん(元大阪文学協会代表理事/元文校チューター)のご冥福をお祈りします。

高畠 寛

文校事務局に、ご遺族より高畠寛(たかばたけ・ひろし)さんの訃報がもたらされたのは、昨日(12月1日)19時前でした。夜中2時20分、末期の胃がんのため入院先の病院で亡くなられた、とのことでした。1937年(昭和12年)生まれの84歳。

高畠さんは、大阪文学学校67年の歴史の中で、実に50年間に渡ってチューターを務め、あまたの市井の書き手を育ててきました。
最後の組会の模様は、2017年8月30日の文校ブログに載っています。
また2014年までの23年間、文学学校の運営母体である一般社団法人・大阪文学協会の代表理事の任にあたり、幾多の困難を乗り越えて来られています。
自身の執筆活動にも意欲的で、文学学校発行の月刊文芸誌『樹林』、文校修了生たちが集う同人誌『あるかいど』、関東ミニ文校の参加者で年1回つくる雑誌『空とぶ鯨』などで発表した小説や評論をまとめて本にしています。文学学校の図書室には、2018年3月刊行の小説集『山崎の鬼』(鳥影社)など9冊が並んでいます。

今日(12月2日)14時20分に葉山郁生・大阪文学協会代表理事、日野範之・文校チューター、奥野忠昭・元文校チューター、小原政幸・文校事務局長の4人はJR天王寺駅の中央改札口で落ち合い、阿倍野区丸山通りの高畠宅を弔問しました。それ以前に佐々木鈴・事務局員に弔電を打ってもらい、霊前への供花は文校近くの花屋さんで求めて持参しました。
高畠さんは畳敷きの部屋で布団にくるまれて仰臥していました。3カ月間の闘病を物語るかのように以前よりほっそりしていましたが、笑いかけているかのような穏やかな表情でした。ご遺族の了解を得て、真宗大谷派僧侶でもある日野さんが高畠さんの枕元で短い読経をあげました。

高畠寛さんは、明日午前に、大阪市平野区の斎場で荼毘に付されるとのことです。
高畠さんの安らかなご永眠をお祈りいたします。これからも、どうか文校を見守ってください。

(小原)