明日(3日)午前9時30分、NHK・BS3の田辺聖子さんの半生を描いたテレビ小説「芋たこなんきん」で、大阪文学学校を模した“浪速文学学校”がでてきます。 ◆3/26東京新聞に田辺さんの『十八歳の日の記録』(文藝春秋)についての書評。
【3月26日付「東京新聞」――横浜市の文校修了生・安藤さんが送ってくれました】
田辺聖子さんの『十八歳の日の記録』(文藝春秋)については、
2021年11月30日文校ブログなどで紹介してあります。
2019年6月6日に91歳で亡くなられた大阪文学学校の大先輩作家・田辺聖子さんは、1928(昭和3年)大阪市生まれ。樟蔭女子専門学校を卒業したあと、家計を助けるため金物問屋に事務員として就職。そこを26歳で退職し、大阪文学学校に入学。本科4期(56年5月)および研究科1期(57年11月)卒。同人誌でひたすら小説を書き続け、64年「感傷旅行」で第50回芥川賞を受賞する。その後、女流文学賞、吉川栄治文学賞、菊池寛賞、泉鏡花文学賞、朝日賞などを受賞。2008年文化勲章受章。2004年3月20日“大阪文学学校50周年記念祭”において、「私の文学人生」と題して講演。
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2006年10月から半年間にわたってNHKテレビで放映されていた、田辺聖子さんの半生と数々のエッセイ集を脚色した笑いと涙の連続ドラマ「芋たこなんきん」が、15年半ぶりに再放送されています。
再放送は、NHK・BSプレミアム(BS3)で、3月28日(月)より始まっています。
●毎週月曜から土曜 午前7時15分から午前7時30分
●毎週日曜 午前9時30分から午前11時 1週間分6話連続
●15分×全151回
NHKのHPでは、その連続テレビ小説の【内容】を次のように紹介しています。
――――大阪市内の商店勤め、37歳独身の楽天娘が、ある日恋に落ち、結婚へ。 しかし、なんと嫁ぎ先は10人の大家族だった!
作家の田辺聖子さんの半生と数々のエッセイ集をベースに、大阪の戦前から戦後復興期を経て、さらに現代へと明るくたくましく面白く生きたヒロインと、その家族のてんやわんやを描く、藤山直美主演の笑いと涙のホームドラマ。
◆ドラマの第1回では、わが大阪文学学校を模した“浪速文学学校”の教室風景が出てきます。実は15年半前、ドラマ制作中のNHK大阪の担当者から、文学学校でおこなわれている授業風景について、文校事務局へ電話による問い合わせがあったのです。講師のしゃべる内容とか、黒板に書かれる言葉とか、長テーブルの並べ方などを、求められるままにアドバイスしたことが思い出されます。
◆3月28日(月)の第1回分の再放送が、明日・3日(日)午前9時30分からあります。
(小原)