●新入生「ハガキ一枚」課題●・・・作品発表・第2弾【昼間部・林隆司さん/夜間部・千智<ちさと>さん】
今春の新入生70名のみなさんに提出をもとめている〈課題ハガキ〉の既着分の中から、5/21文校ブログで紹介した友定ますみさんの作品に次ぐ第2弾として、林隆司さん(昼間部)と千智さん(夜間部)の「私のふるさと」を紹介します。
〈課題ハガキ〉の締切は、6月3日(月)必着です。提出作品は全て、「文校ニュース」に載せ、文校の多くの皆さんの眼に触れられるようにします。
ハガキの代わりに、メールで送っていただいてもかまいません。 (小原)
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私のふるさと 林隆司(昼・小説・佐伯c 大阪市)
私は生まれ育った場所に今も住んでいる。なので私のふるさとは私が居住している大阪市天王寺区になる。
私は幼稚園から高校まで天王寺区内だった。もし、大学が天王寺区内にあったらそこを目指していたと思う。それ位天王寺区が好きだ。
ここで少し、天王寺区の自慢をさせて頂きたい。天王寺区は一般的には「文教地区」と呼ばれている。その名の通り、区の名前の由来になっている「四天王寺」さん初め、沢山の由緒ある神社仏閣がある。有名なところでは「いくたまさん」と呼ばれる生國魂神社や、真田幸村が絶命した安居神社、それに亡くなった人のお骨を仏像にした「お骨仏」で有名な一心寺も天王寺区である。また、区内には名門と言われる高校が何校もある。
その他に、2019年M1グランプリ王者の「ミルクボーイ」の二人は「天王寺区住みます芸人」で区内在住だ。
今現在、日本で1番高いビル「あべのハルカス」は道一本隔てて隣の阿倍野区だが、その前に広がる「てんしば」がある天王寺公園は文字通り、天王寺区である。
私は数年前、天王寺区を少しでも良くする助けになりたいと思い、区政会議の公募委員に応募して、満期の2期4年務めた。
コロナがあって十分な活動が出来なかったのが悔やまれるが、この経験は私が今まで知らなかった天王寺区の魅力に加え問題点にも触れる事が出来た貴重な経験だった。
皆さん、興味を持たれたら一度天王寺区においで下さい。素敵な街ですよ。
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私のふるさと 千智(夜・詩エッセイ・松本c 大阪府守口市)
私が生まれ育ったのは、愛知県の名古屋だ。名古屋は、都会のイメージがあるかもしれないが中心街以外は田園風景が残っているのどかな場所だ。都会でもなく田舎でもなくというところか。
名古屋と聞いて、皆さんがイメージするものは何だろうか。
味噌かつ。味噌煮込み。ひつまぶし。手羽先。名古屋コーチン。天むす。小倉あんトースト。きしめん。ういろう。鬼まんじゅう。あんかけスパゲティ。モーニング。パチンコ。名古屋城の金のシャチホコ。名古屋嬢の巻き髪。どえりゃーうみゃーなどの名古屋弁。
なんと、食べ物ばかりではないか。しかも、マニアックな食文化や独特の文化が多い。大阪だって、独自の食文化や独特の文化がある。
大阪より名古屋が誇れることが、あるのか考えてみた。名古屋の人は既存のものを融合し、独創性あるものに変えていくことが得意だと思う。
ちなみに、我が家の食卓には独創性の溢れた食事が並ぶ。それも名古屋出身だからか。これは、いい意味で捉えてほしいが。
この名古屋気質を詩の創作にも活かせたらといいなと思っている。私の故郷にぜひ来てみゃ〜。