秋期(10/9開講)新入生、一挙に3名誕生し、計8名に! 宮城県(70歳男性)、大阪府(30歳男性)、茨城県(25歳女性)。
3名の方は、事前にメールや電話での連絡は全くなく、いきなりオンラインで入学申込書を送ってこられました。
●≪宮城県利府町・70歳男性≫通教部/小説クラスへ。大震災復興支援制度が適用され、年間学費が通常より2万9千円割り引かれます。
入学申込書の“入学のきっかけや書きたいテーマなど”のところには、【以前から関心があり、WEBで何度か見て知っていました。遠方ですので、通信にて受講したいと思いました。朝井まかて氏の作品に興味があり、時代小説を書いてみたいとかねがね思っておりました。
小説の書き方の、基礎的な点が、まだまだ未完成であるように思っています。構成や面白くしていくコツがつかめません。受講することで、盤石なものにしていけたら、と思っています。】と記されていました。
影響を受けた作家・作品としては、【朝井まかて『藪医 ふらここ堂』/藤沢周平/山本周五郎】をあげています。
●≪大阪府茨木市・30歳男性≫昼間部/小説クラス(土)へ。
入学申込書には、入学の動機として【1人では書ききることができないため】と書かれています。
影響を受けた作家に、【森見登美彦/伊藤計劃/太宰治/らきるち】をあげています。
募集を何で知ったかという問いには、【転勤を機に大阪へ引っ越すことになり、小説のサークルや何かがないかとインターネットで探していたところ、こちらを知った。】と答えてくれています。
●≪茨城県水戸市・25歳女性≫通教部/小説クラスへ。茨城県は今春期、“文校生空白県”でした。25歳以下の奨学制度が適用され、年間学費が通常より2万9千円割り引かれます。
入学申込書によると、書きたいものは【昔話や伝承を下敷きにしたリアリティのあるファンタジー】とのことです。
影響を受けた作家は、【田辺聖子、朝井まかて、荻原規子、上橋菜穂子、茨城のり子、工藤直子、はやみねかおる】さんだそうです。
募集については、【朝井まかて先生の経歴から文校について知り、インターネットで検索し見つけました】とのことです。
◆22年度秋期の入学式(10/9)まであと2カ月もある今の時期に、8人も新入生が誕生しているのは異例なこと・すごいことです。
3年半の夜間部生を経て、僕が文校事務局で仕事するようになった29年前の1993年から毎年の8月お盆前時点の秋期新入生数を調べてみました。去年までで一番多かったのは、2020年(コロナ初年度)と2014年(朝井まかてさんの直木賞受賞の年)の5名というものでした。
このコロナ状況下にもかかわらず、お盆前での新入生数としては紛れもなく、過去29年間(創立以来68年間の中で、ということもありうる)で最多を記録したといえます。このことに油断することなく、問い合わせの電話やメール対応、ブログ更新などで、和気あいあいの中にも侃侃がくがくという“文校のよさ”をアピールすることにいっそう力を注ぎたいと思います。
在校生の皆さんのご協力もよろしくお願いします。
(小原)