【8/28<日>】大島真寿美さん(直木賞作家)と川田未穂さん(「オール讀物」編集長)を文校教室にお招きしての8/28特別講座に、教室聴講45名、自宅Zoom視聴46名。文校修了生の朝井まかてさん、木下昌輝さんも駆けつける。
昨日(28日)午後2時過ぎに、名古屋から大島真寿美さん、東京から川田未穂さんをお招きし、公開・特別講座ははじまりました。在校生の中井豊さん(日本経済新聞社次長)の司会で、「小説が生まれる場所~直木賞受賞作『渦』から『結』まで~」の演題のもと、お二人に存分に語っていただきました。
大島さんからは、書くのが楽しいというオーラがあふれていて、「虚構の中にいる。大人になるほど激しくなった」とか「書けば書くほど、脳の中が江戸時代に行ける」という言い方をされました。
川田さんからは、「新人賞の“傾向と対策”は意味がない。書きたいものを書いてほしい」「書くのは体力勝負!」というアドバイスがありました。
およそ90分の大島さん・川田さんの対談の後は、質疑応答のコーナー。教室参加者5名のマイクを通した質問、Zoom視聴者1名からあらかじめメールで寄せられていた質問に、お二人は丁寧に分かりやすく応えていかれました。
最後のほうで、教室に姿を見せてくれていた文校修了生の木下昌輝さん(3度直木賞候補)と朝井まかてさん(直木賞受賞)、そして文校の運営母体である大阪文学協会の葉山郁生・代表理事のあいさつを受けました。
自宅Zoom視聴46名のうち、チューター陣では平野千景、夏当紀子、島田勢津子、西井隆司、伊藤宏の5氏が視聴されていました。
◆公開講座が終わったのは午後4時15分。ただちに、大島真寿美さんの著作販売・サイン会がおこなわれました。
文藝春秋から直接取り寄せていた大島さんの著作3冊計28冊は完売しました。
同じく文藝春秋から刊行されている朝井まかてさんの『白光(びゃっこう)』と木下昌輝さんの『孤剣の涯て(こけんのはて)』もそれぞれ8冊ずつ机に並べていましたが、売り切れました。
(文校事務局・小原)