★新刊紹介★国方勲さん(故人/元文校生)『作品集Ⅱ 朴がいた町』(私家版)
『国方勲作品集Ⅱ 朴がいた町』は、2019年8月に刊行された遺稿集『国方勲作品集Ⅰ 桜町にいた頃・わが友、八田』に次ぐものです。
2019年4月に85歳で亡くなられた国方勲(くにかた・いさお)さんは、1956年(22歳)に大阪文学学校に入学し1年間いて、教員を定年退職後の2001年4月に再入学してからは逝去されるまで在籍されています。
『朴がいた町』には、植民地朝鮮での体験を基に小説化した表題作の他、多くの葉書エッセイなどが収められています。
◆『朴がいた町』は、平野千景・夜間部チューターや、文校修了生の山本佳子さん、佐藤弘二郎さんなどの、ワープロ入力、編集作業等の実務があって仕上がっています。また資金面でも、文校で国方さんと知り合った方々の協力があったそうです。
(小原)