《先読み》 『樹林』23年1月号(通教部作品集)の“編集後記(小原分)” ●1月号の製本仕上がりは11/28
●今秋期は、通教部に沖縄3名、愛知3名(ほかに昼間部に毎週高速バスで通ってくる20歳の大学生)など各地から21名を迎え、昼間部(17名)・夜間部(16名)もあわせると、新入生は54名に達した。例年、春期より20名ほど少ない秋期に新入生が50名を超えるのは6年ぶりである。それにともない、在校生総数は半年前より14名も増え、コロナ前に比肩する329名になった(ほかに休学生82名)。入学ルートにおいて特筆すべきは、メールや電話での事前問い合わせなしに、よって入学案内書を見たり体験入学に参加することなく、いきなりオンラインで「入学申込書」がとどくことである。期ごとに増えてきていて、今秋期は実に10名に及んだ。ネットで文校のことを知り、文校HPや文校ブログ(ツイッター、フェイスブックに連携)だけで入学を決断してくれているものと思われる。いっそうHPとブログの充実を期したい。
●ひと月ほど前から、メタボ対策と足腰鍛錬のために、文校への往き帰りの駅では、エスカレーターなど使わずに、階段を上り下りしている。往きの場合、最寄り駅[階段なし]→生駒駅[上り40段・下り40段]→谷四駅[下り34段]→谷六駅[改札まで上り38段+出口まで上り65段]。ある日の午後2時ごろ、谷六のホームに立ち止まって観察してみた。電車が三本発着する間に30名ほどが、ぼくと同じ改札に向かった。意外にも、全員が階段に沿うエスカレーターに乗った。文校教室の入っているビルの3階までの46段も上り切れればいいのだが、ついついエレベーターに乗ってしまうので、今のところ谷六の地上出口までが限界だと白状しておこう。
●ネットの世界では、“論破”や“冷笑”が全盛だ。また先日、7月の選挙で国会議員になりたての往年の名演歌歌手が、参院のある委員会で質問に立った際、自身の新曲やディナーショーを持ちだし“自己PR”にこれ努めた。ひるがえって、作品を書くときには“自己PR”(手柄話、自慢話)は自戒したいし、スクーリングなどの合評会では、“論破”(欠点を見つけることに血まなこ)や“冷笑”(上から目線)は慎みたい。
(小原)