山田兼士さん(大阪文学学校講師)のご冥福をお祈りします。
【2020年12月5日】大阪文学学校教室において「昼・詩の連続講座」にのぞむ山田兼士チューター。受講生20名。2時間40分かけて、あらかじめ提出されていた15名の詩作品に寸評をくわえた。
20年12月5日・文校ブログ参照。
22年8月27日・文校ブログ参照。
今朝の毎日新聞。
山田さんの訃報記事はそのほか、産経新聞や共同通信社の配信で各地の地方紙・ブロック紙にも載っています。
『樹林』22年12月号(12月20日過ぎに発行予定)に載る山田さん本人による〈近況報告〉
『樹林』21年12月号に掲載されている山田さんの〈近況報告〉
『樹林』20年12月号に掲載されている山田さんの〈近況報告〉
◎2019年10月から、ウィルス性髄膜炎、食道がんと病魔とのたたかいだった山田兼士・文校チューター。それでも、体調のよい時には文校にやって来て講座を受け持ってくれました。
この数カ月では、山田さんの代行で高田文月チューターが講座を受け持った
8月27日にひょっこり文校に現われて、入院中に書きつづけていた詩をまとめた詩集を受講生にプレゼントするということがありました。9月26日に行われた第24回小野十三郎賞の最終選考会には書面参加され、『樹林』12月号に掲載される小野賞の選評も期日までに届けられました。さらには10月5日、文校の運営母体である一般社団法人・大阪文学協会の理事会の冒頭にZoomで出てこられ、他の理事7名にあいさつされました。
◎ご遺族から山田さんの訃報が文校事務局にもたらされたのは、山田さんが逝去されてほぼ1日経った12月7日午後8時ごろでした。
細見和之・文校校長、葉山郁生・代表理事と相談しながら、ご遺族の意向も確認しつつ、8日午後11時過ぎから在阪の6つの新聞社へ順々に、経歴や葬儀会場なども盛り込んだ訃報をメールやFAXで流しました。
◎大阪文学学校としては、11日に通夜、12日に葬儀が営まれる会場に一対の供花をお届けし、「やわらかい物腰と博識な文学論で、数多の詩の書き手をを育ててこられた」ことに深謝の意を表する弔電を打ちました。そして、細見校長や葉山代表理事、小原は通夜や葬儀に参列する予定です。
(小原)