特別講座

開催日
6月7日(土)
PM4:00~6:00
教室+Zoom開催
※教室参加およびZoom視聴の詳細については、しばらくお待ちください

在校生無料
休学生・OB1000円
一般1500円

エンタメ小説の現場から

小林龍之(文芸編集者)

“作家と編集者の関係”や“作品が世に出るまでの裏話”など、30年以上にわたる文芸編集者としての経験を話されます。その後、教室参加者との質疑応答

●こばやし・たつゆき●
1964年大阪府生まれ。青山学院大学文学部卒業。1993年株式会社講談社入社。週刊現代編集部などを経て、文庫出版部、小説現代出版部などに配属され、文芸第二出版部では単行本編集長を務めた。朝井まかてはデビュー以来の担当で、第150回直木賞受賞作『恋歌』を企画の立ち上げから仕掛ける。門井慶喜の第158回直木賞受賞作『銀河鉄道の父』は連載時から担当。また、内館牧子の「高齢者小説」シリーズもすべて担当している。2024年11月に大阪で行われた「なにげに文士劇」旗揚げ公演では、編集者として唯一の出演者となった。

「特別講座」に来校いただいた作家・詩人とその講演タイトル
95年 ●島田雅彦「唯物的な気分」●新川和江「現代詩と私」 
96年 ●河野多恵子「創造ということ」●梁石日「現実と文学」●小川国夫「文学の小径・・放蕩について」
97年 ●三枝和子「21世紀、恋愛小説は可能か」●金石範「『火山島』を終えて」
98年 ●辻井喬「詩と現代・・『南冥・旅の終り』に則して」●谷川俊太郎/賢作「見る詩、聴く詩、うたえる詩」
●高橋順子「短詩の魅力」●川村湊「戦後・ 文学を解体する」
99年 ●藤井貞和「詩のする大仕事」●津島佑子「『私』と想像力」
00年 ●眉村 卓「私と創作」●玄月「私の創作方法――想像力の連鎖」●谷川俊太郎<座談会>「詩の話」
01年 ●小田実「私にとっての小説」
02年 ●谷川俊太郎〈座談会〉「新詩集をねぐって」●黒井千次「小説の生まれる場所」
03年 ●梁石日「映画『夜を賭けて』の舞台裏」●玄月「小説なんて書いてる場合か!」
●ねじめ正一「小説の言葉・詩の言葉」
04年 ●小池昌代「私にとって詩とは何か」
05年 ●小川国夫「小説の方法」●黒井千次「小説の育つ場所」
06年 ●有栖川有栖「推理小説の世界」●平田俊子「詩と芝居と小説と」
●津島佑子「言葉と想像力」●吉村萬壱「小説を書くということ」
07年 ●四元康祐「詩の領土を探して」●清水良典「文から始まり、小説を超える」
●谷川俊太郎「詩の朗読と翻訳をめぐって」●うだしげき「『殯の森』に主役として出演して」
08年 ●小池昌代「詩と小説をめぐる往還」●富岡幸一郎「日本語の魅力、文学の面白さ」
●文学賞受賞の文校OGの座談会・奈良美那/朝井まかて
09年 ●村田喜代子「ぐつぐつ……、小説が煮えてくる」
10年 ●道浦母都子「愛の短歌への招待」●坪内稔典「書くことの意味~俳句を中心にして~」
11年9月 ●髙村薫「文学を愛好することは深く生きること」(西区民センター/大阪市共催)
12年 ●荒川洋治「(第18回)現代詩実作講座」●中沢けい「言葉をつくる」
●森岡正博「死者と出会うことの倫理について──哲学的考察」
13年 ●福本武久(文校OB作家)「どのように調べて小説を書くのか─新島八重を中心に」
13年3月 ●万城目学「万城目学のおっとり文学講演会」(大阪YMCA会館/大阪市共催)
14年3月 ●姜尚中「私にとっての文学」(ドーンセンター/大阪文学学校創立60周年記念講演会)
14年 ●朝井まかて「書き手としての攻防─直木賞を受賞して」●吉村萬壱「作家になるということ」
15年 ●黒川博行「創作の極意─直木賞に辿りつくまで」●島本理生「小説の中の恋愛と異性」
16年 ●柴崎友香「小説を語るのは誰か」
●藤岡陽子「大阪文学学校で見えた作家への道」
17年 ●佐伯一麦「『私』を描くということ」
●木下昌輝「作家になるための努力の仕方」
18年 ●吉増剛造「折口信夫と大阪」
●有栖川有栖「読みたいものを書く」
19年 ●辻原登「カフカと私」
●玄月「小説の作られ方――短編小説を読みとく――」
●朝井まかて「小説を書く人たちへ」
20年 ●田口ランディ「表現にとって重要な3つのスキル」
21年 ●(Zoom出演)小川洋子「小説の不思議」
●(Zoom出演/対談)三浦しをん「情熱と客観性」
22年 ●(Zoom出演)堀江敏幸「触れる、読む、書く」
●(対談)大島真寿美× 川田未穂「小説が生まれる場所~直木賞受賞作『渦』から『結』まで~」
23年 ●(対談)小山田浩子「日常=世界を書くこと」
●三田誠広「近代小説の起源と現況」
●(対談)宮内勝典「文学は必要か?」
24年 ●吉増剛造「詩とは何か――土方巽の舞踏言語をめぐって」(聞き手・倉橋健一)