特別講座

開催日
25年2月15日(土)
PM4:00~6:00
教室+Zoom開催
Zoom受講についてのご案内は、もうしばらくお待ちください。

在校生無料
休学生・OB1000円
一般1500円

【座談会】
小説創作へのアプローチ
――藤岡著『リラの花咲くけものみち』をテキストに

藤岡陽子(作家)×玄 月(作家)×葉山郁生(大阪文学協会代表理事)

●ふじおか・ようこ●
1971年京都府生まれ。同志社大学文学部卒業。報知新聞社を経て、タンザニア・ダルエスサラーム大学留学。慈恵看護専門学校卒業。2006年「結い言」が、宮本輝氏選考の北日本文学賞選奨を受ける。2009年『いつまでも白い羽根』でデビュー。2021年『メイド・イン京都』で第9回京都本大賞受賞。『おしょりん』が映画になり、2023年11月に全国公開。『リラの花咲くけものみち』で第7回未来屋小説大賞、第45回吉川英治文学新人賞受賞。著書に『手のひらの音符』『満天のゴール』『空にピース』『金の角持つ子どもたち』など。

●げん・げつ●
1965年大阪市に生まれ、現在も在住。94年10月から2年間、文学学校夜間部・小説クラスに在籍。その後、同人誌『白鴉』創刊に参加。「異境の落とし児」(『白鴉』創刊号)で、98年第5回神戸ナビール文学賞受賞。「舞台役者の孤独」(『白鴉』第2号)は、『文學界』の98年下半期同人雑誌優秀作に選ばれるとともに、99年小谷剛文学賞受賞。「おっぱい」(『樹林』98年10月号)は、第121回芥川賞候補作に。そして「蔭の棲みか」(『文學界』99年11月号)で、第122回芥川賞受賞。「三井愛子の悩みごと」が第42回川端康成文学賞候補。著書に『蔭の棲みか』『悪い噂』『おしゃべりな犬』『寂夜』『パラドッグス』『異物』『山田太郎と申します』『眷族』『めくるめく部屋』『狂饗記』など。

「特別講座」に来校いただいた作家・詩人とその講演タイトル
95年 ●島田雅彦「唯物的な気分」●新川和江「現代詩と私」 
96年 ●河野多恵子「創造ということ」●梁石日「現実と文学」●小川国夫「文学の小径・・放蕩について」
97年 ●三枝和子「21世紀、恋愛小説は可能か」●金石範「『火山島』を終えて」
98年 ●辻井喬「詩と現代・・『南冥・旅の終り』に則して」●谷川俊太郎/賢作「見る詩、聴く詩、うたえる詩」
●高橋順子「短詩の魅力」●川村湊「戦後・ 文学を解体する」
99年 ●藤井貞和「詩のする大仕事」●津島佑子「『私』と想像力」
00年 ●眉村 卓「私と創作」●玄月「私の創作方法――想像力の連鎖」●谷川俊太郎<座談会>「詩の話」
01年 ●小田実「私にとっての小説」
02年 ●谷川俊太郎〈座談会〉「新詩集をねぐって」●黒井千次「小説の生まれる場所」
03年 ●梁石日「映画『夜を賭けて』の舞台裏」●玄月「小説なんて書いてる場合か!」
●ねじめ正一「小説の言葉・詩の言葉」
04年 ●小池昌代「私にとって詩とは何か」
05年 ●小川国夫「小説の方法」●黒井千次「小説の育つ場所」
06年 ●有栖川有栖「推理小説の世界」●平田俊子「詩と芝居と小説と」
●津島佑子「言葉と想像力」●吉村萬壱「小説を書くということ」
07年 ●四元康祐「詩の領土を探して」●清水良典「文から始まり、小説を超える」
●谷川俊太郎「詩の朗読と翻訳をめぐって」●うだしげき「『殯の森』に主役として出演して」
08年 ●小池昌代「詩と小説をめぐる往還」●富岡幸一郎「日本語の魅力、文学の面白さ」
●文学賞受賞の文校OGの座談会・奈良美那/朝井まかて
09年 ●村田喜代子「ぐつぐつ……、小説が煮えてくる」
10年 ●道浦母都子「愛の短歌への招待」●坪内稔典「書くことの意味~俳句を中心にして~」
11年9月 ●髙村薫「文学を愛好することは深く生きること」(西区民センター/大阪市共催)
12年 ●荒川洋治「(第18回)現代詩実作講座」●中沢けい「言葉をつくる」
●森岡正博「死者と出会うことの倫理について──哲学的考察」
13年 ●福本武久(文校OB作家)「どのように調べて小説を書くのか─新島八重を中心に」
13年3月 ●万城目学「万城目学のおっとり文学講演会」(大阪YMCA会館/大阪市共催)
14年3月 ●姜尚中「私にとっての文学」(ドーンセンター/大阪文学学校創立60周年記念講演会)
14年 ●朝井まかて「書き手としての攻防─直木賞を受賞して」●吉村萬壱「作家になるということ」
15年 ●黒川博行「創作の極意─直木賞に辿りつくまで」●島本理生「小説の中の恋愛と異性」
16年 ●柴崎友香「小説を語るのは誰か」
●藤岡陽子「大阪文学学校で見えた作家への道」
17年 ●佐伯一麦「『私』を描くということ」
●木下昌輝「作家になるための努力の仕方」
18年 ●吉増剛造「折口信夫と大阪」
●有栖川有栖「読みたいものを書く」
19年 ●辻原登「カフカと私」
●玄月「小説の作られ方――短編小説を読みとく――」
●朝井まかて「小説を書く人たちへ」
20年 ●田口ランディ「表現にとって重要な3つのスキル」
21年 ●(Zoom出演)小川洋子「小説の不思議」
●(Zoom出演/対談)三浦しをん「情熱と客観性」
22年 ●(Zoom出演)堀江敏幸「触れる、読む、書く」
●(対談)大島真寿美× 川田未穂「小説が生まれる場所~直木賞受賞作『渦』から『結』まで~」
23年 ●(対談)小山田浩子「日常=世界を書くこと」
●三田誠広「近代小説の起源と現況」
●(対談)宮内勝典「文学は必要か?」
24年 ●吉増剛造「詩とは何か――土方巽の舞踏言語をめぐって」(聞き手・倉橋健一)