市街地ギャオさん<大阪文学学校昼間部・休学中>、第40回太宰治賞を受賞!
【5月10日】東京都三鷹市で、第40回太宰治賞(筑摩書房・三鷹市共同主催)の最終選考会がおこなわれ、文校生・市街地ギャオ(しがいちぎゃお)さんの小説「メメントラブドール」(161枚)がみごと受賞を果たしました。応募総数は1405編。賞金100万円。選考委員は、荒川洋治、奥泉光、中島京子、津村記久子の四氏。
市街地ギャオさん<大阪市/31歳>は、2018年4月に大阪文学学校へ入学し、夜間部本科小説・小原政幸クラスに1年間だけ在籍していました。その後、23年4月に昼間部に再入学し、本科小説・大西智子クラスに1年間属しました。この4月からは休学中。
【6月14日】東京でおこなわれた太宰賞贈呈式には、文校からも日比谷花壇を通じて値の張る“スタンド花”《市街地さんのⅩから引用》を届けました。その贈呈式の模様は写真付きで、太宰賞を筑摩書房とともに共同主催している三鷹市のHPで報告されていて、奥泉光さんの“選評”や市街地さんの“受賞挨拶”が載っています。
【6月21日】筑摩書房からムック本『太宰治賞2024』の刊行開始! そのムック本には、市街地さんの受賞作「メメントラブドール」のほか最終候補3作品すべてが収録され、選考委員四氏の選評、受賞者の言葉なども掲載されています。
◆大阪文学学校生および文校修了生からは過去に3人、太宰治賞の受賞者が出ています。第14回(1978年)の福本武久さん、・・・《79年から98年まで中断》・・・第18回(2002年)の小川内初枝さん、第19回(03年)の小林ゆりさんで、いずれの受賞作も筑摩書房から単行本化されています。
さらに、受賞には至りませんでしたが、太宰治賞の最終候補4作に選ばれた文校修了生が二人います。第31回(15年)の稲葉祥子さんと第36回(20年)のにゃんしーさんです。
◆5月11日・文校ブログ参照。《受賞・速報!》
◆6月22日・文校ブログ参照。《贈呈式》
◆6月24日・文校ブログ参照。《毎日新聞の記事》