半年に1、2度催す公開の特別講座。今回(7/20)は午後4時に、玄月(げん・げつ)さんをお招きしてはじまった。司会を務めたのは、葉山郁生・大阪文学協会代表理事。参加者91名、うち一般・OBは13名。
玄月さんの話は、あらかじめの演題「小説の作られ方――短編小説を読みとく――」に沿って、ある女性作家の短編を、視点のあり方、情報の出し方などの点から丁寧にかつ深く読み解いていった。
およそ1時間20分の講義のあとは、会場との質疑応答。手の上がった10数名の質問に対する玄さんのそれぞれの回答は熱をおび、会場の皆を充分にうなづかせるものだった。
終了したのは、予定を10分オーバーの午後6時10分。