【8月28日(日)PM2~4:15】大島真寿美さん(直木賞作家)と川田未穂さん(「オール讀物」編集長)をお招きして、文校教室で公開・特別講座。Zoom出演ではなく、ゲストの生出演は2年ぶり(4回ぶり)。教室聴講45名の中には、文校修了生の朝井まかてさん、木下昌輝さんの姿も。自宅Zoom視聴は46名。
半年に一度、東京などから著名な作家・詩人・文学関係者をお招きして、大阪文学学校で催す公開の特別講座。コロナ下のこの2年の間に、田口ランディさん(20年7月)、小川洋子さん(21年3月)、三浦しをんさん(21年9月)、堀江敏幸さん(22年2月)にゲストとして登場いただきましたが、田口さん以外の方はZoom出演のかたちでした。
今回(8/28)は、久しぶりにゲストのお二人を文校教室に直にお招きすることができました。大島真寿美さんは名古屋から、川田未穂さんは東京から。
特別講座は午後2時すぎに始まり、在校生の中井豊さん(日本経済新聞社次長)の司会で、「小説が生まれる場所~直木賞受賞作『渦』から『結』まで~」の演題のもと、お二人に存分に語っていただきました。
休憩をはさむことなく、おおよそ90分の大島さん・川田さんの対談の後の質疑応答のコーナーは、盛り上がりました。教室参加者5名のマイクを通した質問、Zoom視聴者1名からあらかじめメールで寄せられていた質問に、お二人は丁寧に分かりやすく応えていかれました。
特別講座のおしまいで、最初から教室に姿を見せてくれていた文校修了生の木下昌輝さん(3度直木賞候補)と朝井まかてさん(直木賞受賞)、そして文校の運営母体である大阪文学協会の葉山郁生・代表理事のあいさつを受けました。
公開講座が終わったのは午後4時15分。ただちに、大島真寿美さんの著作販売・サイン会に移りました。文藝春秋から直接取り寄せていた大島さんの著作3冊計28冊は完売しました。
同じく文藝春秋から刊行されている朝井まかてさんの『白光(びゃっこう)』と木下昌輝さんの『孤剣の涯て(こけんのはて)』もそれぞれ8冊ずつ机に並べていましたが、売り切れました。
◆特別講座の中で、「オール讀物」編集長の川田未穂さんが紹介されていた、8月26日の直木賞贈呈式における浅田次郎さんの“一人称についてのお話”は、「本の話」ポッドキャストで聴くことができます。
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