講師紹介/津木林 洋つきばやし よう
-
- 担当科目:
- 専科・ 研究科
- 担当部門:
- 昼間部
- 担当曜日:
- 土曜日
- 担当クラス:
- 小説クラス
Profileプロフィール
1951年生。修了生(第Ⅰ次本科47期)。〈作家〉に小説「贋マリア伝」(第92回直木賞候補)「蹄の音が聞える」「ナンパストリート」など、〈せる〉に「ガリバーたちの饗宴」「金色に輝く魚」「息子」などを発表。著書『維新に先駆けた絵師――とつげん・いっけい』(中日新聞社)、『遠景マーナ美容室』(文藝春秋 企画出版部)。〈作家〉(75年~91年)〈せる〉(78年~)同人。HPにて全作品公開中。「津木林洋の作品倉庫」で検索。大阪文学協会理事。
《夜・文章講座講師を兼任》
Messageメッセージ
頭にふと浮かんだイメージ、そこから紡ぎだされるストーリー。あ、小説ができそう。しかし、いざそれを言葉で表現しようとすると、絶望的な気持になる。表現しなければならない事象は無限にあるのに、自分の持っている言葉はほんのこれっぽっち。だが、ここで諦めてしまえば、頭の中のイメージは永遠に消えてしまう。何とか言葉に橋を架けたい。橋の架け方は自分で見つけなければならない。他人が設計図を書いてくれればこんなうまい話はないが、そんな橋は渡ろうとすれば壊れてしまうだろう。